パスワード一括管理のおすすめサービス「LastPass」(日本語版)の使い方
いろいろなアプリやサイトなどで、パスワードを一つ一つ覚えて管理することは、結構大変ですよね。
かといって、パソコンやスマホ、タブレット端末にてパスワードを記憶・保存させておくのもセキュリティー上危険です。
そんなときに役立つサービスが、パスワード一括管理サービス「LastPass」。
今回は、パスワードを一括で管理してくれる便利なおすすめサービス「LastPass」について紹介していきます。
LastPassとは
LastPassとは、マスターパスワードと呼ばれる1つの代表パスワードを覚えておくだけで、LastPassのパスワードマネージャ(管理システム)が自分に代わってその他のパスワードを常に記憶し、安全に保管してくれるサービスのことです。
流出されにくい強力なパスワードを生成してくれるので、セキュリティ対策も万全。
ライフハッカー〔日本版〕によれば、優秀なパスワード一括管理サービスがたくさんある中でも、「LastPass」が人気な理由は2つ。
LastPassが人気なのは、主に2つの理由からです。1つは、無料版でも、一般的に必要な機能がすべて搭載されていること。もう1つは、OSの同じ機器同士ならば、無料で同期できる(英文記事)ことです(つまり、PCならPC同士、MacならMac同士...ということです)。LastPassなら、無料版でも、このガイドでカバーしているすべての機能が含まれています。さらに、年間12ドル(約1200円)を払えば、プラットフォームをまたいでパスワードにアクセスできるようになります(つまり、WindowsとMacでパスワードを同期したり、MacとiPhoneで同期したりできるのです)。多要素認証の追加オプションも利用できるようになります。
2016年11月からは、パソコンだけでなくスマホからの利用も無料でできるようになっています。
無料でここまでのカバーをしてくれるサービスは有り難いですよね。
ただし、気を付けないといけないことももちろんあります。
LastPassはクラウド型のパスワード一括管理サービスなので、暗号化されるとはいえど、第三者であるLastPassが管理することになります。
クレジットカードや銀行関係などは必ず自己管理するようにして、それ以外のものにおけるパスワード管理はLastPassを利用する、という形が良いと思います。
LastPassの使い方
さっそく、LastPassの使い方を紹介していきます。
最近LastPassのサイトが英語だけでなく日本語版にて対応し始めたので、さらに使いやすくなりました。
1.LastPassの日本語サイトにアクセス
まずはLastPassの日本語サイトにアクセスし、「LastPass Free を入手」ボタンをクリックします。
2.ブラウザにLastPassの拡張機能を追加
LastPassは、「Chrome」や「Firefox」、「Safari」、「Opera」といった主要なブラウザに対応しているので、自分が使っているブラウザへ拡張機能を追加します。
私はChromeを使っており、以下のように「Chromeに追加」という画面が出てくるので、「拡張機能を追加」ボタンをクリックします。
3.LastPassのアカウント作成
インストールが正常に完了すると、下のような画面が出てきます。
ここでアカウント作成をします。テキスト欄に、お使いのメールアドレスを入力します。
4.マスターパスワードを設定
LastPassにログインするためのパスワードとリマインダー(パスワードヒント)を設定します。
自分の考えたパスワードを入力すると、そのパスワードの安全性がどれほどであるかについての目安が表示されるので、これを参考に安全性の高いパスワードを設定しましょう。
パスワード設定の際のアドバイスも右横に記載されているので、参考になります。
入力を終えたら、「Unlock my Vault」ボタンをクリックし、次に進みます。
5.パスワード管理したいサイトを追加する
次に、下のようなLastPassサイト画面が開きます。
この画面右下の「サイトを追加」ボタンからでサイトを追加していくこともできますが、もっと簡単な方法があるので、その方法で以下続けて紹介します。
6.ウェブサイトを開き、ログインする
普段自分がよく使っているウェブサイトのログインページにて、ユーザー名とパスワードを入力し、通常通りログインします。
7.サイト上部にある「サイトを保存」ボタンをクリック
ログイン後、サイトを開くと、サイト上部にグリーンのバーが現れます。そこに表示されている「サイトを保存」というボタンをクリックします。
8.LastPassのサイト追加画面を確認し、「保存」ボタンをクリック
そうすると、LastPassウェブサイトの「サイト追加画面」に自動的に飛ぶので、サイト追加情報を確認し、問題が無ければそのまま「保存」ボタンをクリックします。
こうすることで、パスワードなどのログイン情報がLastPassアカウント内に保管されていきます。
試しに、先ほどログインしたウェブサイトに一度ログアウトしてから再び訪れてみると、LastPassが自動的にユーザー名とパスワードを入力してくれています。
※もしLastPassに保存しているパスワード(追加済みのサイト)が複数ある場合は、ユーザー名・パスワード入力欄の右側にあるアイコンをクリックすると、そこからパスワードを選ぶことができます。
ちなみにLastPassサイトに戻ってみると、さきほど追加したウェブサイト(Twitter)がきちんと反映されているのがわかります。この画面でサイトの一括管理ができるうえ、表示されている各サイトのロゴボタンをクリックすれば、そのサイトに自動的に飛んでログインすることもできるので、大変便利です。
以上が、LastPassの基本的な使い方となります。
面倒なログインの手間をLastPassによって軽減し、効率よく日々の作業を進めていきましょう!
その他、LastPassのアカウントの安全性をより高めるための「多要素認証」という設定を行っておくと、さらに良いと思います。
多要素認証の設定方法は、ライフハッカー日本版「完全保存版。初心者のための「LastPass」設定ガイド」の「LastPassのアカウントに多要素認証を追加する」という箇所に詳しく載っているので、あわせて確認してみてください。